美肌再生の代名詞「レチノール」
レチノールは他の成分と違い、皮膚を介して体内に吸収されます。
そのためシミ改善や肌を若返らせたり、紫外線から肌を守るなどの高い効果を得ることができます!
市販でもレチノール入りの美容液などが売られていますが、レチノールにはたくさんの種類があり、成分ごとに得意分野があります。
自分が得たい効果を出すためには、それぞれの成分について知ることが大切です!
レチノールはビタミンAの一種で、人間の体内にも存在しています。
レチノールは大きく分けると「純粋レチノール」「レチノール誘導体」「トレチノイン」があります。
純粋レチノール:レチノールそのもの。効果は絶大。熱・光に弱く、劣化しやすい。
(レチノール、純粋レチノール、ピュアレチノール、生レチノールなどあるが呼び方が違うだけで全て同じもの)
レチノール誘導体:純粋なレチノールを他の成分で加工し、安定させたもの。
トレチノイン:純粋レチノールよりも100倍強い効果をもつ。効果は絶大。熱・光に弱く、劣化しやすい。別名レチノイン酸。
これらを全てまとめて”レチノイド”と呼んでいます。
ドクターズコスメも含め、化粧品の成分として配合できるのは純粋レチノールとレチノール誘導体です。
トレチノインは ”薬” のため、医療機関で購入する以外に手にいれる方法はありません。
レチノイドの効果
・紫外線から肌を守る
・コラーゲンを増やす
・皮脂をコントロール
・ターンオーバーを促進
・細胞を増やし、表皮を厚くする
レチノイドにはこのような働きがありますが、種類によってそれぞれ得意分野があります。
レチノール誘導体
レチノール誘導体は、「パルミチン酸レチノール」「水添レチノール」「酢酸レチノール」など、”◯◯レチノール”というようにレチノールの前についている名前の成分とレチノールをくっつけて加工したもので、これらはまとめてレチニルエステルと呼ばれます。
レチノール誘導体は守りのレチノールとして作用します。レチノールを安定化させているため、塗ると肌に貯蓄されて紫外線から肌を守る働きとして活躍してくれます!
ダメージを受けたレチノール誘導体は消えてしまうため日々のスキンケアで補充してあげましょう✨
レチノール誘導体(特にパルミチン酸レチノール)を日々のスキンケアで取り入れていると、日焼け止めのSPF20と同等の効果が得られるという研究結果も出ています!
他社様がバナナの皮を使って実験した画像がありますが、結果は歴然です💥
レチノール恐るべし…
純粋レチノール
純粋レチノールは、攻めのレチノールとして作用します。
美肌再生としての効果が高い純粋レチノールはエイジングケアだけでなく、毛穴詰まりやニキビの改善、皮脂のコントロールなど幅広く年齢層ごとのお悩みに対応できます🩵
効果①
表皮の細胞を増やして、ハリ艶のあるふっくらとした若々しい肌に導きます!それと同時に肌の天然保湿成分であるセラミドも一緒に増やしていくので乾燥肌の改善にも効果があります✨
効果②
線維芽細胞を刺激して、コラーゲンなどの美肌成分を増やします。そうするともちっとした肌の弾力を維持することができます!
効果③
ターンオーバー促進して、シミを外に排出することができます!ターンオーバーがきちんと行われることで毛穴詰まりを解消するため、ニキビの改善にも💫
効果④
特に若い方に多いお悩みの脂性肌。レチノールは過剰な皮脂をコントロールする力もあるのでニキビの予防や毛穴の黒ずみにも効果があります✨
赤ちゃんの肌がすごく綺麗なのは肌再生機能が活発だからです!
レチノールには、肌が本来持つ再生機能を蘇らせる力があるので美肌再生には欠かせない成分💕
トレチノインはの効果は、純粋レチノールと同様ですが純粋レチノールよりも100倍高い効果を持ちます。作用が強すぎるため、化粧品への配合は認められていません。(効果が高いからトレチノインを使えばいいというわけではありません。)
レチノールは、元から人間の体内に存在しているので、アレルギーを起こすことはありませんが、赤み・皮剥けなどといったA反応が出る可能性があります⚠️
効果が高くなるほどA反応は強くなり、紫外線の影響を受けやすい状態となります。
なので、攻めのレチノールと守りのレチノールを併せて使用するのがおすすめです!
A反応は、急激にレチノールによる作用が働くことで細胞がビックリしてしまい、活性酸素を増やします。これが原因でA反応を引き起こしますが使っていくうちに落ち着くケースが多いです。
当店で導入しているDr.PUR BEAUTEのレチノールクリームはA反応を抑えながらも効果を期待できるよう成分を工夫して配合しています💕
それとは別に、紫外線防御効果の高いレチノール誘導体をたくさん配合しているプロテクションクリームもございます♩
是非、チェックしてみてください👆
純粋なレチノールは妊娠・授乳中は使用NGです🙅♀️
催奇形性のリスクがありますので十分注意してください⚠️
※催奇形性とは:
赤ちゃんに奇形を生じさせるリスクのこと。
イソトレチノイン(内服薬)も同じリスクがありますので十分注意してください!